2-12.損害調査担当に訊く 火災保険事故の裏側 その3

火災保険にセットされ、地震時の損害に保険金が支払われるのが「地震保険」の保険金です。
地震保険は官民一体となった保険のため、その補償内容はどの保険会社の保険であっても一律に定められています。
実際に地震によって損害を受けたとき、その被害程度はどのような調査方法によって判断されるのでしょうか。

地震保険の損害調査は、保険会社ごとに差が出ないように調査方法はマニュアル化されていますが、損害調査には専門知識が必要とされるため、経験のある鑑定人が調査を行ないます。
具体的には専門の鑑定人と、保険会社の担当者が損害調査を行ない、被害の程度を「全損」「半損」「一部損」の3段階で判定します。

「全損」であれば保険金は時価額を限度とした100%、「半損」であれば同50%、「一部損」であれば同5%の保険金が支払われますが、もしこの判断に納得できない場合はどうすればいいのでしょうか。
地震保険の保険金は上記の3種類しかないため、仮に2,000万円の保険に加入していたとすると、「全損」では保険金が全額支払われますが、「半損」であれば1,000万円、「一部損」であれば100万円と大きな違いが出てきてしまいます。
もし判断に納得できない場合は、鑑定人や担当者とともに損害程度を再確認する「再鑑定」を行なうことができますので、保険会社の担当者に率直な意見を述べることも必要です。

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